メモ

上司や同僚の仕事を中断させてまで助けを求めてもよいものなのか?


自分ひとりでは処理できない仕事を抱えてしまい、さらに誰にも助けを求められないような状況に陥ったことがある人もいるはず。助けを求めることができる相手がいるにもかかわらず、「その人の仕事の邪魔をしてしまうかもしれない」などの理由から助けを求められずにいるという状況について、コンサルタントのコンサルタントのイアン・ミエル氏がアドバイスを行っています。

When Should I Interrupt Someone? – zwischenzugs
https://zwischenzugs.com/2021/03/15/when-should-i-interrupt-someone/

ミエル氏はとある企業に対し、管理性や回復性を向上し、最小限の労力でステムを構築できるといった意味の考え方「クラウドネイティブ」を推し進めるプロジェクトに協力していたとのこと。しかしミエル氏はプロジェクトに関わる中で、従業員同士で知識や経験に大きな隔たりがあると実感しました。

その隔たりを埋めるためには正式なトレーニングやメンタリングが必要ですが、これらのプロセスには非常にコストがかかるとミエル氏は考えています。

ミエル氏は「非常に一般的な事実として、後輩は先輩に対し、助けを求めることをためらう傾向にある」と述べます。これらの理由として、「チームから疎外感を感じている」「自分だけで問題を解決できると思い込んでいる」「助けを求めるということは処理に失敗したということだと考えている」「他人の時間を邪魔することを望んでいない」といったものが挙げられるとミエル氏は指摘。しかし、助けを求めず何時間もただ座っているだけだと何の意味もありません。


そこでミエル氏は解決策として、「1時間以上同じ問題につまずいている場合」もしくは「『問題について他人に説明するのにかかる時間』と、『助けを求めることで中断される他人の時間』を足した値が、『問題の処理にかかっている時間』を超える場合」に、他人に助けを求めるべきだと助言しています。

またミエル氏は、他人に助けを求める際は自身が試したことをすべて、簡潔に書きとめるべきだとも述べています。これにより「他人に話すことで解決策を思いつく」というプログラミングの手法「ラバーダック・デバッグ」の効果や、「自分はここまでやった」という証拠を作ることで、ただむやみに助けを求めたわけではないと言えるようになるという効果が期待されます。

ミエル氏は「上司に助けを求めた場合軽薄な対応をされるかもしれませんが、それは上司の時間の方がビジネス上貴重だからです。『助けを求めることで中断される他人の時間』を上司にある程度見積もってもらい、困った場合は的確に助けを求めることが大切です」と述べています。

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in Posted by log1p_kr

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