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メールクライアントごとにHTMLメールで使用できる機能を一目でわかる形式でまとめてくれるサイト「Can I email…」


世の中には多数のメールクライアントアプリが存在していますが、アプリごとにHTMLメールのどの機能に対応しているかはバラバラです。「Can I email…」ではHTMLメール作成時に「この機能は使ってもいいのかな……?」と疑問を持ったときに、世の中のメールクライアントアプリのどれくらいが機能に対応しているのかを一目で確認できます。

Can I email… Support tables for HTML and CSS in emails
https://www.caniemail.com/


サイトにアクセスし、中央の入力欄に使用したい機能を入力すると下部にメールクライアントごとの対応状況が表示されます。緑色は「対応」で、黄色は「部分的に対応」、赤色は「非対応」です。同じクライアントでもバージョンごとに対応が分かれている場合は「どのバージョンから使用できるようになったのか」が表示されています。また、右上には掲載されている全クライアントの現行バージョンでのサポート率が一目で確認できるゲージが表示されています。例えば、「WebP形式の画像表示」への対応状況を確認した結果が以下。


黄色で表示されている「部分的に対応」の場合は注釈が付いており、カーソルをあわせるか下部を確認すると「どの部分に対応していてどの部分に非対応なのか」を確認できます。


また、検索欄の右側にある「Settings」をクリックすると表示するクライアントを選択可能。記事作成時点では「Apple Mail」「Gmail」「Outlook」「Yahoo! Mail」「AOL」「Samsung Email」「Mozilla Thunderbird」「ProtonMail」「Fastmail」「HEY」「Orange」「LaPoste.net」「SFR」「GMX」「1&1」「Mail.ru」「WEB.DE」「WP.pl」が選択肢に入っていました。


スコアボードも用意されています。最も多数の機能に対応しているのはApple Mailとのこと。


右上の「Compare email clients」をクリックすると特定のクライアント同士の違いを比較可能。今回は「Apple Mail」と「Gmail」を比較してみます。


両方のクライアントでサポートされている機能は「Supported」と表示されました。


対応状況が分かれている機能は「Mixed support」欄に表示され、それぞれの機能がどのクライアントでサポートされているのかを一目で確認可能です。


どのクライアントでもサポートされていない機能は「Not supported」欄に表示されました。


なお、HTMLメールではなく通常のウェブページ用のHTMLにおいてブラウザごとの対応状況を確認したい場合は「Can I use...」というサイトが同様の機能を持っていて便利です。


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